2010年08月15日

音楽業界の今昔

昨日、ある関西のローカル番組で音楽業界の今昔をトークしているのを観た。

詳しいことはよくわからないけど、なるほどーと思ったのでした。



出演していたのは、過去にビッグヒットを飛ばした30代から50代くらいの歌手の人たち。


CDが売れなくなってきたのは、みんな承知の通り、音楽のネット配信が主流になったから。

それで、出演者がみんな口を揃えて言っていたのは、配信が主流になって音源がMP3ファイルというもので世に出るようになって、パッと聴きは何も変わらないけど、こだわって作る側からすると大違い。
PCで波形で表されたものをさらにギュッと圧縮したものをみんなに聴かれると思うと実はすごくイヤだ、ということ。


そして、昔は新曲ができると有線放送局やラジオ局、レコード屋さんにキャンペーンに行ったものだけど、今ではキャンペーンというもの自体があまりないし、昔ほどの意味を成さない、と。やってもCDショップのインストアLIVEくらい。そのCDショップも今ではどんどん店舗数が減っている。

また、CMなどのタイアップがつくと、昔はある程度売れることが約束されたようなものだったけど、今はそれもない。
(それでも初動枚数がある程度読めるという理由で、レコード会社はタイアップをつけたがるらしいけど)


つまりは、宣伝が昔ほど盛んに行なわれない。
ゆえに、大きなレーベルに所属する必要性があまりなくなってきた、と。

むしろ、大きなレーベルに所属していた方が売上の結構なパーセンテージを持っていかれるのに対し、インディーズや自主制作とかの方が実入りが大きかったりもすると。



言い換えれば、インディーズとかでもヒット曲を出すチャンスは以前よりも広がったということ。



レコーディング風景も、今と昔では大違いで、昔は大きなスタジオのブースに入って歌って、大きなミキサー卓があって・・・という具合だったのに、今では4畳半くらいのスペースでも、自宅でも十分できる。
思えば、かつてヴォーカルレッスンしてもらっていた先生も自宅の6畳くらいの部屋でレコーディングしていたっけ。
キャリアの長いアーティストからすると、「ああいうスタジオでレコーディングできるようなところまで登りつめたい」という目標にもなっていたという。




私も音楽配信については結構反対派だったりするんですが。
だって、ジャケットとかにも制作者のこだわりが表れるし、アルバムの一部の曲だけ聴けたらいいや・・・ってのはやっぱり制作者の意図を無視しているようで、申し訳ないと思うんですよね。曲順も、曲と曲の間の間隔も、ジャケットも、盤のデザインも、歌詞のどこがひらがなでどこがカタカナでどんな漢字を使って・・・とかいうのも全てひっくるめてひとつの作品だと思うので。


でも、インディーズとかにも売れるチャンスが広がったと思うと、必ずしも悪いもんでもないのかなぁ?とも思ったんですよ。


自宅とかで録音したものを自分のHPとかで配信して、世の人々に聴いてもらえることができて、さらにそれをCD−Rに焼いてカフェや雑貨屋さんに置いてもらうことで結構な収入を得られたという人もいたらしく、そうなると費用もそれほどかからない。つまり、すごくいい曲を作れるのに、いい歌を歌えるのに、今までなかなかチャンスに恵まれなかったという人も、自分の力でチャンスを切り拓くことが可能ということ。
それはすごく作る側にも聴く側にもいいことだと思うんです。


何だかんだで、私も音楽はiPodで聴くことが大半なんだけど、この頃はもっともっと作った人のこだわりみたいなものを聴き取りたいなぁ、という思いが強くなってきております。
インディーズやメジャーを問わず、やっぱりいい音楽をできるだけいい音で聴きたいもんです。
本当はレコードがいいんだろうなぁ。
posted by ちーこ at 21:25| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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